※今回の記事は、ニンテンドースイッチ及びsteamのゲーム『ブレイブリーデフォルトⅡ』のネタバレを微量に含みます。
控えめを心がけますが、閲覧の際は予めご了承ください。
以前紹介した↓ゲームをクリアしました。
自分の足で動けない時は - 霰の制作日誌 (hatenablog.com)
アライズをやる前にクリアしなければと駆け足でやりましたが、とても良いゲームでしたね。
上のリンクの記事でも言いましたが、私は初代の『フライングフェアリー』をプレイしましたが、数あるレビューでも言われている通り本作は正に正統進化って感じでした。
クリアした今回はできるだけネタバレを控えながら、初代との対比も含めた本作の良かった点を三つほど紹介したいと思います。
悪かった点は書きません。
悪い点について思うところは人それぞれだし、それを差し引いても良作なので、実際にプレイして確かめるのが良いと思います。
なので今回はさっさと本題。
一、相変わらず戦闘のテンポがいい
以前も紹介しましたが、ブレイブリーシリーズには『ブレイブ』という、ターンを前借できるシステムが存在します(逆にターンを蓄積する『デフォルト』というシステムもあります)。
要は「コイツを状態異常にした後殴ればダメージ二倍だ!」みたいな作戦を、一ターン前借して状態異常→攻撃の流れを一手でできるシステムですね。
これがあることで相手の行動を待つことなく、一方的に行動してさっさと敵を全滅することができます(なお、あくまでターンの前借なので、倒しきれなかった場合……)。
更にコマンドリピート機能というものもありまして、前回の行動をボタン一つで繰り返せるというものです。
要するに前の行動で攻撃四連打をしていたら、攻撃を四回選ばなくてもワンクリックで再現してくれるわけです。
この二つの機能によって、雑魚戦はだれることなく快適。
更にボス戦では敵もブレイブを使ってくるので、常に連続攻撃に怯えながら戦うというスリルも味わうことができます。
作業感は少なめ、それでいて難易度はしっかりの良バランスです。
因みに、ブレイブは通常三回まで。
画像の状況はネタバレになるので説明しません。
なぜこんな無敵モードになったかは買って確かめましょう。
一、『第四の壁』ブレイカー
劇や創作の世界には、『第四の壁』という言葉があります。
私たちが観客席から劇を見ている時、舞台には背景と側面の三つの面が見えますが、観客と舞台上の間には現実世界と物語の世界を分ける見えない壁があるといわれています。それが第四の壁です。
基本的に傍観者である観客は観客席から物語に介入できず、推しのキャラが死のうが主人公が窮地に陥ろうが指をくわえて見ているしかありません。
私が話書きだから気にするのかもしれませんが、ブレイブリーシリーズはこの第四の壁を越えて『プレイヤー自身に物語への介入をさせる』仕掛けが散見させます。
3DSの時はゲーム機の内蔵カメラを勝手に使ってプレイヤーの顔を突然画面に表示して登場人物に仕立て上げたり、ラスボスが画面向こうのプレイヤーに突然説教を始めたりと目が丸くなるような仕掛けがありましたね。
スイッチにはカメラ機能がないのでそんなシーンはありませんが、本作はとある事情で主人公たちが自力でラスボスを倒せない『詰み』の状況に陥ってしまいます。
なのでこちらからシステムを通じて介入することになり、それが画像の状態なのですが、これが一体どんな状況なのかは買って(以下略)。
一、やっぱりシナリオがいい
結局良いRPGへの最後にして最大の評価はコレですね。
本作は結構たくさんのキャラクターが登場しますが、半分以上に最後の最後まで出番が用意されています。
途中で脱落するキャラも含めていずれも個性が良く立っており、全体にとても賑やかで彩り豊かなストーリーですね。
それと、これも初代からの共通点ですが、場面によっては物語の流れに従わない、登場人物の指示を無視することが必要となる場面があります。
どんな形であれ物語に触れているとよくある事ですが、お話の流れで「あ、コイツ後で絶対死ぬな」みたいなシーンが本作でも出てきます。
全てを回避はできませんが、その時に物語の指示を無視すると……。
ここから先は完全なネタバレなので、どこの誰がどうなってというのかは(以下略)。
総評
間違いなく良ゲー、及び神ゲーです。
少なくともクラシックなRPGが好きな人にはほぼ間違いなく刺さる事でしょう。
お話だけ知りたいという人にも多数の抜け穴や裏技があり、見たいシーンに辿り着くにもそこまで苦労はない筈です。
スイッチ版は中古で安いし、最近steam版も登場したのでここまで読んでくれた方はぜひお試しを!
因みに私はニハルちゃんが好きです。
画像が用意できなかったのでどんな人かは本編でお確かめください。カワイイヨ!
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Ⅲ勇者クロニクル ~第Ⅰの勇者『黒騎士』~ (syosetu.com)
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