カフェ籠りだったせいで家だと執筆作業に集中できない霰です。
買い物に行く途中、車のラジオからアメリカのヘイトクライム(人種差別を含む特定の集団への迫害……でよかったかな)の話題が聞こえてきました。
具体的にはコロナウイルスに端を発したアジア系の迫害ですね。
中華街とかで暴力沙汰が起こったり負傷者が出たりしてるみたいですが、日本ではそこまで目立った話は聞こえてきません。
ただ、ちょっと仕事場で似たような状況を見たので今日はその話をします。
国は悪いかもしれないけれど。
私の仕事場には中国人の技能実習生がいるのですが、皆さん気さくで人懐っこい姉さん方です(ほとんど女性)。
おぼつかない日本語で時折本国に残してきた家族の話をしてくれたり、それほど距離感を感じることもなく、少なくとも私はお互い仲良くできていると思っています。
それがコロナ騒ぎが起こってからというもの、それはもう扱いが悪くなりました。
職場で古参のおばちゃん方が、相手が日本語が堪能でないのを良いことに、本人たちの目の前で「かの国が」「かの国は」と、結構聞こえる声で言うわけです。
まぁ、ウイルスの危険性に警鐘を鳴らそうとした医者を黙らせたり、どう足掻いても擁護の余地がない所は多々あります。
でもそれって国が悪いのであって人が悪いんじゃないんですよね。
実習生の皆さんは生活の足しにするために日本に出稼ぎに来ているだけで、何ら悪い事をしているでもないのです。
それを声高に攻撃、もとい口撃するのははたしてどうなのかなぁ、と思う霰なのでした。
いつか来る冒険の日のために、こうして旅の舞台を学んでいく。