霰の制作日誌

冒険に憧れる、居酒屋好きな小説家志望のブログ

そろそろ新しい物語を

テーマに悩む霰です。

そろそろ歩く塔の第一幕も終わりということで、ひとまず次の作品のお題を考え中です。

本ブログではこれまで、作品の読み方書き方の簡単な講座を載せてきました(勿論、これからも続けていきます)。

そして、低浮上のままひたすらアンを書き続けたことも踏まえ、いくつか反省点を。

 

その1……テーマが暗すぎた。

歩く塔のテーマは、復讐と人間の醜さ。

まぁ、当たり前ですが、そんなもの直視したがる人はそうそういません。

そんな暗い話の中にも一縷のユーモアを混ぜられたら良かったですが、そういう小技を使うには修練不足ですね。

 

その2……ディストピアの魅力を引き出せなかった。

この世界では、過去に大罪を犯しながら裁かれずに死んだ権力者たちが、人々の呪いから悪魔として復活しています。

呪われた腹いせに彼らは地上を荒らし回って、所謂世紀末のヒャッハーみたいな感じなんですが、逆に言うと生き返ったがために改めて悪魔狩りに断罪されるわけです。

悪人が正しく裁かれるという意味ではある種ユートピアとさえ言えるんですが、裁く側がまだ子供ということで、どっかの救世主みたいなクールかつ爽快な裁きにならない。

悪魔に苛められた子供が、泣きながら連中を焼き殺して復讐するのはひたすらしんどい絵面でしたね。

クーが子供の時期は準備期間みたいな感じだったんですが、そこで読者にバイバイされては世話がない……。

 

その3……作者の体力不足。

最たるものはこれでしょう。

仕事で忙殺されがちでモチベーションが低く、とにかく投稿すること、完結させることにこだわった結果、一話一話が短く展開がぶつ切りになりがち。

とにかく落ち着いて、腰を据えてやる機会を作らねば。

 

とりあえず、自分で気づけてこれって思えるのはこんな感じだろうか。

あと、頑張って書いても、メジャーじゃないジャンルだからの一言でバイバイされちゃうのもかなりモチベに響きますね……。

とはいえ不本意なまま無理やりラノベらしいものを書いてもそれこそもたないので、自分の特色を考えながら新たな習作を作るとしましょう。

 

とりあえず、まずは自分が求める物語でなくては。

その中から多くの人が求めるものを探してみよう。

 

作品はこちら

歩く塔

https://ncode.syosetu.com/n5799gx/

Ⅲクロ

https://ncode.syosetu.com/n2428fy/