シリーズ『理想の世界を描くために』タグを作成しました。
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……という前置きはさておき、今回はゲームをやってて思い出した師の教えがあるので、また忘れないように記録を残しておきます。
結構うろ覚えなので内容が怪しいですが、いつも通り例を交えて、お話しづくりの一つの参考になれば幸いです。
では本題。
魔法の道具……とは限らない。
『マジックアイテム』。
直訳『魔法の道具』。
わかりやすいところだと指輪物語のリングとか、デルトラクエストのベルトなんかでしょうか。
あとドラゴンボールなんかは最たる例ですね。
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これらは本当に魔法的能力が宿ったアイテムですが、私たち物書き(プロアマ問わず)がマジックアイテムと言った時は必ずしも魔法の道具を指すとは限りません。
物語におけるマジックアイテムとは、お話の中で重大な影響力を発揮する物品という意味も持ちます。
魔法的な特殊能力が宿っていないものであっても、その存在で登場人物が動いたり物語が展開したらマジックアイテムです。
例えば水戸黄門の 印籠なんかは有名ですね。これを見せるだけで戦いが終わります。
時にタイトルになったり物語の目的になったり、はっきり物品の形を取る事でイメージさせやすくする効果があります。
ペガサスに乗って空を飛ぶ、とかだとペガサスって何? っていう人には伝わりません。
でも箒に乗って空を飛ぶと言えば、箒を見たことがない人はあまりいないので大抵通じます。
道具というわかりやすい形によって、場面の絵面を脳内保管しやすいようにするのがマジックアイテムという概念ですね。
直接イラストで概念を見せる漫画と違って、文章だけですべてを表現する小説は頭の中で絵を作りやすいというのは大きな意味を持ちます。
複雑な効果を持つアイテムを、現実にある道具で表現するというのは昔からある表現技法です。
私も効果的に使って、より創作に役立てていきたいと思います。
読み手の方々も、そうした作者の意図に気を配りながら本を読むと面白いかもしれません。
このシリーズでは書き手読み手問わず、物語が好きな全ての人に、私が昔、師匠から教わった創作の知識を発信していきます。
ゲームやってて思い出したことはもう一つあるので、次回もお楽しみに!
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