祝日だと思って寝過ごした霰です。
オリンピックの影響で休日がずれたみたいですね。
ニューストップに上がるくらい世間的にはあるあるみたいですが、カレンダーに書かれていないので仕方がないですね。
私も今朝妹に起こしてもらうまで全く気づきませんでした。ありがとう妹よ……。
それはさておき、今日は読み物の事を。
無敗の最強主人公が活躍する空想世界の物語、所謂『ヒロイック・ファンタジー』。
今日はその中でも古典の一つに位置するおススメの一冊を紹介します。
デルフィニア戦記
デルフィニア戦記 第I部 放浪の戦士1 (中公文庫) | 茅田砂胡 | 日本の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon
最近舞台化もされた、超が付くほどド王道なファンタジー小説。
流浪の若き国王ウォルと、異世界からの遭難者リィが出会い、悪い宰相に乗っ取られたデルフィニア王国の奪還を誓うことから物語は始まります。
諸々事情はありますが、敵味方がすっきりわかりやすい勧善懲悪のストーリー。
リィちゃんの圧倒的強さによるスピード感のある展開と、とにかくとっつきやすく読みやすい本です。
全20巻と少々長いお話ですが、王国奪還編は最初の4巻までと手頃なボリューム。
一応ティーンズノベルという扱いにもなっているということで、子供にも読ませやすいお話ですね。
更に国を取り戻した後の後半戦は騎士道物語や宮中恋愛、戦争による他国とのバトル展開など、性別年齢関係なく幅広い層が楽しめる物語になっています。
私が特に影響を受けた一冊でもあります。
昨今の制作物は売り込む層を絞った方がウケがいい傾向にありますが、私が物語を書く時はひとまず誰でも読めるようにと考えて書くようにしています。
それは大いにこの物語の影響。
読書に不慣れな人がこれから本を読み始めるとしたら、ファンタジーの入り口としてこれ以上ないものだと思います。
ファンタジーを描く者としては手放しで目標とする物語であり、このとっつきやすさこそが私の目指すところです。
私はまだまだ未熟ですが、私の作品を読んで気に入ってくれた方はほぼ間違いなくハマれるはず。
逆に読み物が苦手な人でもそれほど抵抗なく完読できるはずです。
書き手として、読み手が本に親しんでくれるのはこれ以上ないこと。
沢山の外伝も含めて是非ともお試しあれ!
因みに私はシェラが好きです。
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