霰の制作日誌

冒険に憧れる、居酒屋好きな小説家志望のブログ

病との闘い

 

とりあえず出歩けるようになった霰です。

それで、久しぶりに本屋に行ってみたら興味深いものを見つけました。

 

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発表からずっと楽しみにしていましたが、もう今月ですか。

しばらくベッドに磔でシャバに出てなかったものでさっぱり知りませんでしたね……。

 

というわけで、今回は大好きな原作の紹介です。

 

鹿の王

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鹿の王 1 (角川文庫) | 上橋 菜穂子 |本 | 通販 | Amazon

 

精霊の守り人』で著名な作家、上橋菜穂子先生の長編小説。

私が紹介する時点で察しておられる方もいるでしょうが、勿論ファンタジー小説です。

そしてそのテーマは『病』

この本の初出は2014年とコロナ禍以前の事ですが、正に今読むにはぴったりな話題の本です。

 

このストーリーは、二つの立場から描かれます。

一つはとある病気に感染した逃亡奴隷の元戦士・ヴァンと、同じ病を持ち彼に拾われた幼い娘・ユナ親子の逃避行。

血の繋がらない親子として絆を深めていく二人ですが、二人が感染した病は東乎瑠(ツオル)帝国という国を騒がせる『ミッツァル』という死の病だったのです。

そんな病原菌を受けながらも無事に生きる二人。

その噂を聞きつけたのがもう一人の主人公である帝国の医師・ホッサルです。

彼は帝国に蔓延る病の治療法を求めて、病の抗体を持つヴァン親子を追って仲間と共に旅をするのです。

そうした二つの立場をもつ主役たちの傍ら、様々な思惑が複雑に絡まっていく物語。

文化の壁、民族の壁による争いが起こる中、ヴァン親子とホッサルの一行は、長いすれ違いの旅を展開します。

 

以前紹介したブレイブストーリー↓同様、一本の映画にするには長い話です。

異世界転生(?)ものの走りを読む。 - 霰の制作日誌 (hatenablog.com)

なので映画化のニュースを聞いた時は心底驚いたものですが、これは楽しみですね。

映画の公開は9月10日。

丁度私はその日が給料日なので、流石に見に行くとしまする。

多分レビュー記事を書くので、お楽しみに!

 

 

 

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Ⅲ勇者クロニクル ~第Ⅰの勇者『黒騎士』~ (syosetu.com)

歩く塔のアン (syosetu.com)

 

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