とりあえず何とか本編更新しました。安心して沈没できる霰です。
とうとうソレルちゃんが暴れ出すⅢクロは本日更新です。
Ⅲ勇者クロニクル ~第Ⅰの勇者『黒騎士』~ (syosetu.com)
と、言うわけで本日の作品紹介はソレルちゃんの紹介を……とか思っていたのですが、彼女はまだまだ登場回数が少なすぎるのでもうちょっと活躍してからの紹介にしたいと思います。
となると次点はフォルスさんだと思うのですが、彼もまだ早いかなぁ……ということで今回は設定の解説をしようと思います。
では本題。
神と神気
第一回はやはりコレ。
Ⅲクロ世界の輪廻転生を司り、人間を含めた各種族の長となるのが『守護神』。
そして彼らの生命エネルギーであり、死者の魂を守護神に導く導管が『神気』です。
神気は創作世界だと所謂『マナ』とか『魔力』とか言った方がわかりやすいですね。
他の創作作品と同じように、Ⅲクロでは神気を使った魔法やら技やらを使ったバトル展開が為されるのですが、お話の特性上どっちもあんまり出てきません。
と、言うのもこの世界の戦闘技能は基本、定期的に現れる『魔神』との戦闘用です。
守護神は死者の魂から記憶を引き抜き、それを神気に変換しています。
この世界の神様は、要するに記憶を食べる生き物なのです。
ですが、どんな生き物も一方的に食べっぱなしではいられません。
汚い話ですが、食べる事は常に排泄行動とセットです。
守護神は記憶を変換する都度ちょっとずつ余剰エネルギーを溜め込み、最後は抱えきれなくなって放出のために暴れ出します。これが『魔神』です。
Ⅲクロ世界に生きる人間、そして魔族と呼ばれる知的生命体たちは、天敵の心配がない代わりにこの魔神を戦いによって鎮める役割を負っています。
特異な魔法や技と言った戦闘技術は、この世界において魔神の鎮圧という特別な用途を持っているのです。
RPGでは結構当たり前にモンスターという存在がいて、戦闘能力を持ち、主人公に襲い掛かってきます。
が、人間にしろモンスターにしろ、何で彼らが戦闘能力を持つのかは基本的に不明でした。
Ⅲクロ世界における魔族たちは、魔神と戦うという明確な目的を持っているという点で、他作品との大きな差別化点となっています(別に差別化したくてこういう世界になったわけじゃないけど)。
逆に守護神を欠いた人間たちは魔法も技も失い、作品世界のヒエラルキーでは最弱の部類に落ちぶれていますが、魔神との戦いが無い事で数を増やし続けます。
こうしてアンバランスになった世界に勇者が現れることで、物語は動き出すのです。
前回:気まぐれ制作日誌 Ⅲクロ オグマ編 - 霰の制作日誌 (hatenablog.com)
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