近頃は全く映画館に行ってない霰です。
具合が良くないっていうのもありますが、単にコレと言って見たい映画が無いというのもありますね。
というのも、
大体コレのせいです。公開まだ~?
私も母も原作外伝↓まで読むくらいには作品のファンなので楽しみにしているんですが、近日公開! を掲げながら二か月待ちは流石にげんなりさせられます。
鹿の王 水底の橋 (角川文庫) | 上橋 菜穂子 | 日本の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon
本ブログでは過去に「観たらレビューします!」ってアナウンスをしているのですが、公開されていないのではやりようもありません。
早い所観たいので、せめて今年中には放映してくれると嬉しい所ですね。
さて、楽しみにしているとは言いましたが、実を言うと期待と不安が同居しているというのが正しい感想ですね。
というのも、登場人物にちょっと……というかかなり大事なキーパーソンが欠けているのです。
ホームページからの切り抜きですが、まずはキーパーソン四人が紹介された画像をどうぞ。
ホッサルとサエの絵にちょっと違和感があるのは置いといて原作を読んでいる方にはお分かりだと思うのですが、ホッサルの横にいるべき人物がいないのです。
そう、ミラルさんがいない。
原作を知らない方に紹介すると、ミラルさんはホッサル(上図左下)の恋人であり彼の助手的な立場の女性です。
上に紹介している原作の外伝『水底の端』はホッサルが主人公ということもあり、ミラルさんはヒロインの立場であるのですが、本編においてもかなり重要な立ち位置のキャラクターでもあります。
かなり原作のネタバレになるのですが、ヴァンとホッサルを引き合わせるのが彼女とヴァンの義娘ユナ(上図左上)の役目なんですよね。
原作及び映画のストーリーをざっくり解説すると、医師であるホッサルは国を脅かす伝染病の治療法を求めています。
だからその抗体を持つヴァン・ユナ父子を探しているのですが、原作だと彼らとの出会いはミラルの行動がきっかけになるのです。
つまり、彼女が不在である場合、ヴァンとホッサルは原作とは大きく違う出会い方をすることになります。
そんなわけで、映画の内容は原作からかなり違ったものになるのは確定的。
母が初めてミラルさんの不在を知った時は「ゑ!? ミラルさんいないの!?」とそりゃあもう大騒ぎでした。でも多分原作勢のリアクションはみんな同じです。
十中八九、というか確実に原典とは大きく異なる展開になるであろう映画『鹿の王』。
原作を未読の皆さんは予習がてらにお試しを!
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Ⅲ勇者クロニクル ~第Ⅰの勇者『黒騎士』~ (syosetu.com)
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