霰の制作日誌

冒険に憧れる、居酒屋好きな小説家志望のブログ

懐かしい本を開いて

 

ちょっと勉強をし直す霰です。

最近、ちょっと書きたいお話ができまして、そのために歴史書を漁っていた次第です。

……まぁ、歴史書と言っていいのかもわからない代物ですが、できるだけとっつきやすい形にするには良い教科書の筈。

それがコチラ。

 

世界の伝記 ガリレオ・ガリレイ

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ガリレオ・ガリレイ―「それでも地球は動く」といった物理学の父 学習漫画 世界の伝記 | 竹内 均, 熊谷 さとし |本 | 通販 | Amazon

 

小学校の図書室で(多分)おなじみ、シリーズ『世界の伝記』の一冊。

来年で出版三十年となるこの本は、学校嫌いの私にとっては数少ない恩師にあたる先生のおすすめ本でした。

まぁ歴史の本なので、三十年も経った今だと情報が古いかもしれませんが、それでも一つの物語としては参考になる筈です。

ストーリー……と言っていいのかもわかりませんが、内容としてはまんま偉人のガリレオ・ガリレイの一生の記録ですね。

子供向けにざっくりと書かれていますが、要点を抑えるには具合の良い本です。

その中に思い出したいエピソードがあったので、今は記憶を漁って少し大事なところを取り戻した次第です。

 

彼は一人の学者でありましたが、研究の中で当時のキリスト教会と戦わなければならない場面がありました。

というのも、彼が提示した学説が教会の教えと矛盾する考え方だったからですね。

今でもローマ教皇然り、教会は多くの信者を抱えてそこそこの権力を持っているものですが、当時は正に時代の一強を担う勢力でした。

だからこそその教えは絶対のものでしたが、ガリレオみたいな学者が証拠付きで「それ違うよ」と言ってしまうと、絶対の教えも面目丸つぶれだったわけですね。

どんな時代であれ、この人が白と言えば白! 黒と言えば黒! という状態になると、周りの人間はどんどん馬鹿になっていくものです。

彼はそういう状況を、小さな範囲ながら打破して現代の礎を作ってくれたわけですね。

 

今書いているお話にも、彼のように常識や通説を破らんとする人が出てきます。

Ⅲクロにおいてはイクト君が該当しますかね。安定した通説に強大な力を以って否を突き付けてくるわけですから。

でもちょっと彼の手法は強引すぎたので、新しいお話の主人公はもうちょっとやんわりした感じにしようと思います。表向きは。

どんな形であれ、安穏とした世の中に波風を立てるのは平和的とは言えませんからね。

権力の頂点を転覆させるという意味ではある種のテロリズムとも言えますが、他人に理不尽を押し付けて平和を得る以上は反撃の万や億は覚悟しなさい、ということでしょう。

どうしても物騒になりますが、私が書く話はきっとこんなもの。

せめてできるだけ読みやすくするのが作者の手腕なのでしょう。

そのために今日も明日も修行は続きます。

Ⅲクロの更新も続けるし、新しいお話を公開するのかはまだ未定ですが、霰は相変わらずこうして文を書き続けていますとのお話でした。

 

 

 

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