霰の制作日誌

冒険に憧れる、居酒屋好きな小説家志望のブログ

『そうじゃない世界』を描きたくて

 

今日も隣賢者の更新です。

もうこの際さっさとボリス君の劣勢パートを終わらせてしまいたいので、今週ももう一度連投します。

ここを突破しないと、大事な設定を紹介できないんだ……がんばれ、私。

隣に賢者が越してきた (syosetu.com)

 

剣と魔法のファンタジーが文化になったこの日本で、中世ヨーロッパに憧れを持つ人も多いと思いますけど、奴隷の扱いは多分こんなものだったと思います。

ノロ君の言い分は書いてて自分でも青筋が浮かぶようでしたが、少なくとも私が聞いた奴隷の扱いとはこんなものでした。

要するに本編7話の、この部分ですね。

 この列強で、法の加護が無い美少女は大抵酷い扱いをされる。

 美しい女の奴隷は主人が男なら慰みものにされ、女なら美貌に嫉妬されて嫌がらせを受け、果ては顔を焼かれたとか、乳房を斬り落とされたという例まである。

 法に守られていないとは、そうした仕打ちを受けても文句ひとつ言えないことを言うのだ。

勉強していて本気で吐き気を感じたレベルの正に黒歴史ですが、こんな時代が本当にあったのです。

そして、その時代の敗者、その子孫たちは今でもかつての仕打ちを覚えていて、胸の奥に暗いモノを抱えているのかもしれません。

そういう人たちに加害者側が後になって「復讐は何も生まない」とか言っても「ふざけるな!」と言い返されるだけだし、それも無理からぬことです。

一旦そういう事態を迎えてしまえばもう解決は絶望的だし、そうならないように人間同士は仲良くしたいですね。ねぇ、どっかの大統領さん。

 

この地球とは違う世界。違う理。なのに、人間が犯す過ちはどこまでも同じ。

多分この地球の人間は酷い末路を迎えるでしょうが、違う結末も見たいものです。

Ⅲクロも、隣賢者も『そうじゃない世界』を探す物語。

(気持ちも命も)死なない限りは書き続けるので、読者の方々は是非とも応援の程、よろしくお願いします。

 

今回もリゲル先生が動いてないって?

……そこは次回をお楽しみに。

 

 

 

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