霰の制作日誌

冒険に憧れる、居酒屋好きな小説家志望のブログ

偶像って

 

相変わらずベッドの上に磔の霰です。

 

いや、暇ですね。

暇なだけならいいのですが、風邪で動けない状況が長く続くと何よりネタが枯渇します。

私は普段小説のアイデアも散歩しながら纏めていたし、執筆自体も基本的にはカフェを使っていたので、この状況は最悪です。

とにかく筆が乗らない。

ただでさえお話のスケールに対して練度不足なのに、モチベーションまで下げては目も当てられません。

それでも何とか明後日までにはⅢクロ出すのでお楽しみに。

 

それはさておき、繰り返しますがネタが無く、集めにも行けませんでした。

ということで、今日はネタを探してはてなに投稿されている他のブログを色々読んでみました。

読んでみたのですが……皆さん大分コロナにやられていますね

実際に自身が感染したという話は少数なのですが、外出自粛やライブ等の活動の抑制によってかなりストレスをため込んでいる人が多いようです。

私も他人事ではないのですが、私はそもそも趣味が書き物orゲームということでそこまで精神的なダメージはありません。

まぁ、症状が咳だけなのに発熱外来でしか病院に行けないという肉体的なダメージは負っていますが(私の行きつけの病院は、そもそも予約がとれませんでした)。

 

でも歌手のライブを楽しみにしている人たちのブログでは、文から相当しんどい様子が伝わってきました。

今日のトレンドにはあるミュージシャンのファンだったという人の話が上がっていたのですが、コロナ禍でのライブ活動には中々賛否両論あるようですね。

その人は子供さんの相手をする仕事をしているようで、そんな中でコロナ感染を広めそうなライブをするそのグループに失望を覚えてしまったようです。

その結果ファンもやめてしまったと。

私も年寄りが家にいるので、病気の感染が怖い人が間近にいると、大勢を集めて騒いでいる人たちが恐ろしくなるのはよくわかる事ですね。

 

因みに私は芸能界にもスポーツ選手にも全く関心がございません。

誰がスキャンダルを起こそうが麻薬で捕まろうが「ふーん」で終わってしまうのですが、ある人・グループを精神的支柱にしていた人にとってそういう話は辛いものなのでしょうね。

有名人の熱狂的なファンの事を『信者』と言ったりしますが、信仰の喪失って精神的ダメージが大きいものです。

歴史的にも信仰対象の失墜って言うのは社会に多大な影響を及ぼしますからね。

特に人間をその対象にしていると失望した時が本当に恐ろしいです。

あえて具体例は挙げませんが、ちょっとでも歴史を齧った人ならすぐに想像できることでしょう。

学があろうが、年を重ねようが、金を持とうが、地位を持とうが、人間のレベルなんて大して変わらんのです。

『憧れの存在』と他人を偶像化して寄りかかるよりは、自分の中に信じるものあるのが望ましいのでしょうね。

 

だから私は、自分の中の物語を信じて、今日も挫けず書くのです。

私の中のあの世界、あのシーン。

それを完璧に表現しきる腕を求めて、今日も明日も修行の日々。

 

 

 

作品はこちら

Ⅲ勇者クロニクル ~第Ⅰの勇者『黒騎士』~ (syosetu.com)

歩く塔のアン (syosetu.com)

 

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サボれた……のか?

 

寝込む日々に逆戻りした霰です。

本当に寝込んでしまったので今日は短く。

残した気力で少しでもⅢクロを進めねば。

 

やはり具合の悪い時に残業なんかするもんじゃないですね。

そんな有様で物運びなんかしたものだから、働いている間中ずっと咳が止まらなかったです。

帰る頃には半死状態でしたね。仕事終わらなかったけど……。

 

同僚に任せてその場を去ったこれは、これはある意味サボれたといえるのではなかろうか。

だとしたらある種の成長とも言えますが、やっぱり多少の罪悪感がありますね……。

まぁ、罪悪感も何も無く途中下車できるのは、それはそれで問題だと思うので、きっとこれくらいで良いのでしょう。

それはさておき、もうこんなことにならないよう、回復に努めなければ……。

 

 

 

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気まぐれ制作日誌 Ⅲクロ サリア編

 

この期に及んで咳がぶり返した霰です。

この治りの遅さは完全に夏風邪か……。

 

それはさておき、今日はⅢクロのキャラ紹介。

Ⅲクロというお話は、全体の主人公こそリズちゃんですが、部ごとにサブ主人公(リズちゃんの護衛兼相棒)役がいます。

そんなわけで今回の話題は、現在連載中の第二部『第Ⅲの勇者・双子姫』の主人公のあの子です。

 

サリア

魔族・獣族の少女。

父との死別をきっかけに故郷の魔界から境界に渡り、そこで出会った幼い双子勇者、メイア・ソレル姉妹のお守り役をしていたライオンの女の子です。

年齢はイクト君と同い年の17歳。

見た目は獣耳美少女を想像してくれればOKですね。

見てくれはマスコット的ながら、二刀流を駆使して『双子姫』を守る勇敢な女剣士です。

 

大目的……守護神の復活(リズと出会ったことで共通のものを持ち始めた)

小目的……家族の救出

 

本編開始時点では、境界に蔓延る野盗集団『騎士団』によってサリアの一家は襲撃され、家族は二分されています。

具体的には姉勇者のメイアちゃんと父親のアントンさんのグループ、妹勇者ソレルちゃん・双子姫の母シオリさん・サリアの母フェリアさんのグループですね。

サリアちゃんは後者のグループで妹勇者を守っていましたが、姉勇者の救出のために魔界に救援を求めようとしていました。

そこに丁度、勇者を探すリズちゃんが訪れ、彼女を守る竜の護衛マルドクスさんの助けを借りて、姉勇者メイアちゃんの救出のため旅立ちます。

そんな行動を取るくらいなので、当然の如く家族思いの優しい女の子。

ですが、とある事情から人間を嫌っており、家族となった勇者の一家やリズちゃんのような例外を除くと非常につっけんどんです。

 

人間嫌い。家族思い。剣士。

そう、イクト君とキャラが似ているのです

本ブログ、及びⅢクロの物語を追ってくださっている方にはお分かりと思いますが、彼女はイクト君と強いつながりを持っています。

人格が近いのもそのせいです。

『魔界の黒騎士』の過去を知り、『双子姫の守人』となった彼女は、作中でも勇者たちと特に深い縁を持つ人物。なおルカ君は……。

そんな彼女が『黒騎士の姫君』と運命的な出会いを果たし、様々な思惑の中で旅する様は、リズちゃんにイクト君との旅以上に種族間の溝を感じさせることになります。

 

この子はまだ先が長い冒険の最重要人物の一人。

ヒロインズの中でただ一人大立ち回りが可能な彼女は、勇者たちが動けない状況では大活躍します。

まだまだ揃わない勇者たちに代わり、しばらくは前線で頑張ってもらいましょう。

 

 

 

前回:気まぐれ制作日誌 Ⅲクロ エリザベート編 - 霰の制作日誌 (hatenablog.com)

 

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Ⅲ勇者クロニクル ~第Ⅰの勇者『黒騎士』~ (syosetu.com)

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お題挑戦 サボ……ってない

 

はてブロのお題は気になったやつしかやらないのですが、今週二回目の挑戦です。

一回目はこちら↓

お題挑戦 やりこんだゲーム - 霰の制作日誌 (hatenablog.com)

 

今週のお題「サボる」ということで、サボらずブログを書いている中でこのお題のリンクがあったので思わず書き始めてしまいました

とにかくサボタージュについてならどんな話題でもいいとの事なのですが、手前味噌ながら私は真面目な質なので全く作業をサボるってあまり経験がないです。

なので、私はサボり損ねて苦労したことを二つほど話題にしたいと思います。

 

では本題。

 

定時寸前に仕事を振られる。

これ、経験がある人は多分一定数いるんだろうなって思います。

私の職場の先輩には、私が一仕事を終えたのを確認するなり自分の仕事を「これやって!」と押し付けて去っていく人がいます。

返事の暇もなく逃げられるので、仕方ないなぁ、と定時までに超高速でやる羽目になると。

でも十中八九間に合わないので、大抵は残業する羽目になるんですよね。

うちの職場はある事情↓から今残業にうるさいので、後で怒られるのは私です。

サービス残業は問題だけど - 霰の制作日誌 (hatenablog.com)

ど真面目に何でもやるって、結構体力を使いますからね。

便利に使われるだけ使われてオチがそれとなると、地味に気力が減るものです。

断る暇はないので、無視して帰るだけの胆力が欲しいですね……。

 

働いてる間にごちそう消失

これは学校の一幕なのですが、野外学習で焼肉をしていた時の事です。

焼肉ということで火を起こさなければいけなかったのですが、クラスメートが揃って都会っ子だったこともあり、私含めて野良仕事に慣れた数名が鉄板やら火やらの世話に右往左往していました。

なお、残りの面子はボール遊びに興じていました

そういう手合いって多少怒られたところで動かないし、来たところで役に立つでもないので、内心溜息を吐きながら仕事していましたね。

で、何とか火は起こったのですが、私はそのために使った道具を返しに行かなければなりませんでした。

というわけで、やっと一仕事終えて肉にありつこうとしたのですが、戻ってきたら綺麗に鉄板から肉だけ消えていました

さっさと逃げていった連中を睨む私の目は、さぞ恨めしそうだったことでしょう。

鉄板に残った大量のキャベツを食べながら私は心に誓ったものです。

 

「絶対にコイツらと社会人にはならん」と。

 

そんなわけで、現在の霰はパートタイマーの小説書きになったのです。

食べ物の恨みは怖い。

 

まとめ

以上が、私の経験した『サボり損ねて苦労したこと』です。

一つ目は現在進行形で経験している事。

二つ目は過去に何度も似たような経験をして、現在の私の人格を作った事。

これら二つから導き出される結論はまぁ、何ともわかりやすいものです。

 

馬鹿真面目は人格が歪むから絶対ダメ。

用量だけは気を付けて、なるべくサボりましょう。

 

 

 

……でもⅢクロは好きなので、自分が見たいシーンを目指して今日もサボらず、そしてちょっとずつ書くのです。

予告は今日でしたが、昨日更新です。

是非ご一読を。

Ⅲ勇者クロニクル ~第Ⅰの勇者『黒騎士』~ (syosetu.com)

 

 

 

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伝説の剣の物語

 

明日出すつもりが時間があったのでできてしまいました。

Ⅲクロ本日更新です↓。古い話の追記もしてあるので是非ご一読ください。

Ⅲ勇者クロニクル ~第Ⅰの勇者『黒騎士』~ (syosetu.com)

 

で、今日はⅢクロを書きながら思い出した物語の紹介です。

要するに書籍紹介ですね。 

私が紹介する本は大体そうですが、今回も例に漏れずファンタジー小説です。

多くの人におすすめしたいので、さっさと本題。

 

ルーンの子供たち 冬の剣

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ルーンの子供たち 冬の剣1 (Next novels) | ジョン・ミンヒ, ゆーげん, 酒井君二 |本 | 通販 | Amazon

 

韓国の女性作家、ジョン・ミンヒ先生のファンタジー小説

同国ネクソン社のオンラインゲーム、『テイルズウィーバー』の原作小説でもあります。

 

ストーリーは、伝説の武具『ウィンターボトムキット』を守る家系『ジンネマン家』、その次男のボリス君が、家族を喪い天涯孤独となりながらも、武具の片割れである魔剣『ウィンタラー』を守り旅する逃避行です。

以前紹介したデルフィニア戦記(↓リンク)のような正当的なハイファンタジーですが、ボリス君は魔剣を持っているだけでただの人間なのでヒロイックファンタジーとは少し違うかな?

王道の中の王道 - 霰の制作日誌 (hatenablog.com)

 

改めて言いますが、ボリス君は特別な能力もないただの人間。

リィちゃんみたいな心強い味方がいるでもなく、十二歳にして天涯孤独になった彼は、たった一人で家族の形見である魔剣を守らなければなりません。

しかもこの剣、価値を知っている人間には垂涎のお宝。

剣が目当ての悪い大人たちに狙われ、騙され、時に命の危機に晒されながら、ボリス君は強く大きく成長していきます。

 

でもって強烈に世間擦れしていきます

 

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↑この通り(見た目は)爽やかイケメンに成長したボリス君は、所謂一般的なファンタジーの熱血主人公像とは結構かけ離れた人間になっていきます。

最終的にはトラブルに巻き込まれるもののお人好しではなく、困っている人を見ても「厄介事は御免」とスルーすることが多いです。

しかも子供の頃に散々ひどい目に遭ったせいで年上や権力者には頭から懐疑的な節があり、必要が無ければ関わろうとしません。

王様が困っている」とか聞いても、理由が無ければ「知るかそんなもん」みたいな感じで、時にはつっけんどんな態度のせいで損をすることも多いです。

基本的には人を信じず、何より生きるための行動をとるという冷静堅実な主人公。それがボリス君。

でもその実、家族が無い事で愛に飢えており、それを与えてくれた師匠のナウプリオンやヒロインのイソレット、数少ない友人たちには命を懸ける程の執着を見せる、正に等身大のヒーロー

そんなとっても人間臭い彼の目線から広大な作品世界を隅々と巡るファンタジーは、読者と近い目線で『ここじゃない別の世界』を味わわせてくれます。

 

デルフィニア戦記と同様、私に大きな影響を与えた作品の一つ。

氷属性の伝説の剣とか身内への偏愛がすごい主人公とか、威力に差こそあれⅢクロにも似た設定が出てますね。

オマージュしたつもりはなかったのですが、無意識に作品の傾向が似るくらいには私の血肉となった物語です。

一応児童書としても出版されていますが、非常に重厚な物語なのでお子さんに読ませる際は保護者同伴がいいかもしれません。

というか十中八九、親の方がハマります。

おじいちゃんおばあちゃんがお孫さんに読み聞かせるにもおすすめです。多分涙に濡れながら読むことになりますが

ファンタジー書きとして読者様には絶対おすすめしたい本の一冊です。

是非お試しを!

 

 

 

因みに私はランジエが好きです。

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あとリリオペお前は絶対に許さんファンの方にはゴメンナサイ。

理由については是非読んでね!

 

 

 

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お題挑戦 やりこんだゲーム

 

薬が終わったので明日からは酒が飲める……な霰です。

 

今回は久しぶりにはてブロのお題挑戦ですね。

今週のお題は「やり込んだゲーム」ということで、私が過去にやってきたゲームで一番プレイ時間が長いのは何だったかな、と考えてみました。

今でもそこそこゲームはやりますが、仕事に書き物にと他の事にキャパシティを割くので昔ほど長時間はできなくなりましたね。

 

でも、ストーリーがしっかりしたゲームはお話を書く上でも重要な教科書。

小学生だった私に、物語への興味を持たせたのもゲームでした。

今回はその中でも多分最長時間遊んだであろうゲームの紹介です。

 

テイルズオブシンフォニア

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Amazon | テイルズ オブ シンフォニア ユニゾナントパック - PS3 | プレイステーション3

 

国内RPG大手の一つ、テイルズシリーズのマザーシップ(ナンバリング)タイトル第五作品。

小さかった私の性根を良くも悪くもひん曲げてくれた、超濃厚ストーリーの問題作です。

今でもシリーズ最高傑作候補に名前が挙がるくらい人気の作品ですね。

簡単にストーリーを説明すると、人間を『人間牧場』に収監し虐げる邪悪な種族『ディザイアン』を封じるために、『神子』と呼ばれるヒロイン・コレットちゃんが各地に祈りを捧げに行く、というさわりで始まる物語です。

幼馴染の彼女を助けるために主人公のロイド君が奮闘するんですが……まぁ、コレットちゃん共々それはひどい目に遭います

具体的には故郷を追放されたり、仲間に裏切られたりコレットちゃんを誘拐されたり、また仲間に裏切られたり(二回目)、親と殺し合いになったり……。

 

……こうして纏めてみると本当に目も当てられないですね。

詳しくは実際にプレイしてほしいのですが、仲間キャラクターにも敵キャラ一人ひとりにもしっかりとしたバックボーンがあり、ちゃんと理解して話を追うと考えさせられるところが非常に多いストーリーです。

しかもこのゲーム、好感度というシステムがありまして、仲間とロイド君の関係が深まるとそのキャラの裏話が聞けたりペアEDが発生したりと恋愛ゲームさながらです。

私は当時全キャラのペアEDを見ましたが、それまでに600時間くらいプレイしましたね。

 

あっさりとメインストーリーだけ見るもよし、やりこんで世界観の全てを解き明かすもよし。

テイルズシリーズは9月に最新作が出ることですし、気になる方は予習としてプレイするのもいいかもしれません。

是非お試しを!

 

 

 

因みに私はリーガルが好きです。

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渋くてカッコいいのに何で人気ないんだろう……。

 

 

 

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いつか旅する舞台の話 火焔山

 

寝酒の代わりにコーラを呷る霰です。

薬はあと二日なので辛抱せねば……。

 

それはさておき、以前の記事↓での学びを早速活かすべく、行ってみたい旅行先を調べてみました。

ブログ勉強中3 やりたいことを書く。 - 霰の制作日誌 (hatenablog.com)

こうして地理や歴史の知識を深めていけば、いつか旅に出たときに役に立つはず。

今回はものの試しということで、行ってみたい場所の中から身近に現地人がいたものを選んで紹介してみます。

では本題。

 

火焔山

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画像はWikipediaで拾ったもの。ライセンスは確認したので大丈夫……のはず

火焔山(かえんざん)。

所は中国、最近話題のウイグル自治区に存在するこの場所は、山とは言いますが実際は500メートル程度の丘陵地帯です。
固まった溶岩が雨水による浸食(ガリ浸食というそうです)によって削られてできたこの地形は、名前に違わず揺れる炎のよう。

しかし最大の特徴はその気候。

なんと夏の最大気温は摂氏50度。

炎の紋が入った岩肌に揺らめく陽炎、更に気温も灼熱地獄と名実ともに火焔の丘です。

伝承によると、この丘は古代のウイグル族の族長がやっつけたドラゴンの成れの果てなんだとか。

ここまで非常識な気候に、そんな伝承まで残っていてはもはやファンタジーの世界ですね。

 

ただ、職場で中国人の同僚に聞いてみたところ、行ったことがある人はいませんでした。

やっぱり年中異常気象のこの場所は、現地にいる人にとっては無理して近づくようなところでもないようですね。

まぁ、人間30度を超えただけでも熱中症になりますし、50度なんてふざけた暑さの中にいたらあっという間にミイラになりそうです。

 

私の作品にも火を噴くドラゴンが登場しますが、ギリギリ死なない程度に竜の炎を体験できそうなこの場所は昔からの憧れですね。

早い所現地に行って、民族の伝承やら昔話やらを聞きたいものです。

そのためにもウイグルの文化は守られていてほしいですね。

あの国は未だに焚書の悪習が残っているようなので……。失われた文化的な記録は果たしてどれほどのものか……。

 

早い所来てほしいその日のために、今日も今日とて修行の日々。

 

 

 

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