霰の制作日誌

冒険に憧れる、居酒屋好きな小説家志望のブログ

一時目立ったアイツは今

 

※今回は虫の話題です。苦手な方はご注意ください。

 

 

 

獣の奏者』を読み切った霰です。

 

f:id:M_arare490:20220103221315j:plain

獣の奏者 外伝 刹那 (講談社文庫) | 上橋 菜穂子 |本 | 通販 | Amazon

 

上橋先生の作品は相変わらずいいですね。

自然科学が好きな身としてはいつ読んでも面白いです。おかげで全くラノベに手が付きません。なろう作家なのに。

 

で、それはさておきなんですが、獣の奏者には『ユグラ火蟻』という虫が出てきます。

火蟻(ヒアリ)といえば、この日本でも結構最近騒がれた毒蟻ですね。

最初に発見されたのは2017年。

その時は散々ニュースになった気がしますが、そういえば去年はそんな話を大して聞きませんでしたね。

そんなわけでちょっと調べてみたのですが↓、やっぱり日本では根絶には至っていないようです。

 

参考サイト

www.env.go.jp

 

そもそも、ヒアリ南アメリカ原産。

貨物船なんかに紛れ込んで北アメリカや中国に渡り、さらにそこから日本に渡ってきたようです。

元々暖かい地域の虫なので地元の北海道で見る事は無いですが、本州以南では定着していると思った方がよさそうです。

で、散々騒がれている毒性なのですが、正に歩くスズメバチって感じですね。

細かい成分とかは思いっきり専門外なのですが、呼吸困難・眩暈に吐き気と喰らった時の症状は大体蜂と同じみたいです。アナフィラキシーショックの危険も共通ですね。

寒い今時期はとりあえず大丈夫なのでしょうが、もう一、二か月して雪が解けたらコイツらも姿を現すことでしょう。

私は当分会う機会がなさそうですが、生息域の読者様はご注意ください。

 

ところで、こうした毒性を持つ生き物って、産業的には昔から変わった使い道があるんですよね。

 

f:id:M_arare490:20220103231301j:plain

Amazon.co.jp: 【ハブ入り】 南都 琉球の酒 ハブ酒 (蛇入り) 1800ml : 食品・飲料・お酒

 

そう、お酒です。

この手の生き物の毒って、酒に漬けると良い感じの旨味になるのだとか。

沖縄でハブ酒の製造所を見たことがあるのですが、当時は未成年だったので味わったことは無いです。少なくとも美味しそうな絵ではなかったですが。

今回は蜂を話題に出しましたが、なんとこの日本にはスズメバチ酒なるものも存在するとか。

実際Amazonで調べてみたら、この通りあっさり見つかりました。

 

f:id:M_arare490:20220103231831j:plain

Amazon.co.jp: 大石酒造場 熊ン蜂の飛行 大雀蜂 オオスズメバチ 蜂1匹入り 30度 200ml : 食品・飲料・お酒

 

うーむ……グロテスク。しかもそこそこ安価(どれも2000円くらい)。恐ろしい。

私は酒好きな質ですが、流石にコレを試すのは度胸を要しそうです。

他にもムカデを漬けたりサソリを漬けたり……毒虫×酒は世界的にも結構メジャーなカップリングのようです。

そう考えるとその内ヒアリ酒』とか作り出す狂人も現れるんだろうか。

今から震えがくる霰なのでした。

 

 

 

作品はコチラ

Ⅲ勇者クロニクル ~第Ⅰの勇者『黒騎士』~ (syosetu.com)

隣に賢者が越してきた (syosetu.com)

 

Twitterはコチラ

twitter.com