霰の制作日誌

冒険に憧れる、居酒屋好きな小説家志望のブログ

休日なんてなかった。

 

結局そこまで暇でもない休日でした。霰です。

 

朝から家族を職場に送ったり、買い物に行ったり、まぁ何だかんだこれが日本人の休日なんだろうか。

……とか思っていると本気で日本人を辞めたくなるのでここまでにしましょう。

まぁ、休日は明日もあるし……(震え声)。

 

私のブログは大抵書きながらネタを考えるスタイルなのですが、どっかの国の人間を辞めたくなるという発想で思い出した物語があります。

 

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風の万里 黎明の空 (上) 十二国記 4 (新潮文庫) | 小野 不由美, 山田 章博 |本 | 通販 | Amazon

 

国内ファンタジー最大手シリーズの一つ『十二国記』。

その内のエピソードの一つにそんな話があったなぁ、と思い出します。

作中の登場人物曰く、人が生きるには少しの土地と種があれば十分。本来は国など不用、ってな話です。

まぁ実際、食べていくことさえできれば人間生きていけるわけですし、食料調達のための作業に忙殺されていれば暇を感じることもないんでしょうからね。凄まじい極論ですが。

つまりそのためには税だのなんだのは基本的に邪魔にしかならないというのが彼の考え方の一側面。

あくまでも一側面です。その人物は賢者様なので、国の存在には多様な意味があることも理解しています。

治水とか、暦の作成とか、安定して耕作を行うためには色々な作業が必要ですからね。そしてそれらは大抵一人ではできません。

現に別のストーリーでは「一人ではできないことをやるため」と、とある国の王様が結論付けています。

どういう流れでそういう話になったのは、ぜひご一読のほど確かめていただきたいのですが、考えてみると思うところは皆そこまで差が無いのでしょうね。

 

でもそんな考え方は現代日本では失われつつあるのかなって思います。

そもそも治水だのなんだのって、すでに整備された都会に住んでいるとあまり気にされないものでしょうからね。

水害にあった人や、畑の世話をする人は必然気にする所なんですけど。

私の物語は人と自然のつながりが重視されている所が多いですが、現代人には響かないかもしれませんね。

 

だからといって作風を変えるつもりもないですが。

所謂流行りものが好きになれない――流行っているから嫌いなわけではないです。流行っていても自分には合わないだけです――以上、自分のスタイルに追い風が吹くまで、ただ地道に書き続けるだけの事です。

私はただ自分のやり方を貫くだけ。

なので私の作品を好きになってくれた方は、末永くご愛顧のほどよろしくお願いします。

 

 

 

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Ⅲ勇者クロニクル ~第Ⅰの勇者『黒騎士』~ (syosetu.com)

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