霰の制作日誌

冒険に憧れる、居酒屋好きな小説家志望のブログ

変化球な歴史の本を読む

 

気温が下がれば調子が出てくる霰です。

ひとまず力まなければ咳も出なくなり、多少調子が戻ってきたのでⅢクロはもうすぐ出せると思います。

古いお話の追記・修正も少しずつ行っていますので、一度読まれた方も是非もう一度ご覧ください。

Ⅲ勇者クロニクル ~第Ⅰの勇者『黒騎士』~ (syosetu.com)

 

で、昨日↓に続き今日も本の紹介です(昨日のは厳密には本じゃないけど)。

記憶、古物、たまには埃を払う - 霰の制作日誌 (hatenablog.com)

普段ファンタジー小説を紹介している本ブログですが、今日は小説を書くために参考にした本を一冊紹介します。

子供たち中心のラノベのストーリーには絡めづらいかもしれませんが、内政問題の描写をするためには役に立つはず。

 

では本題。

 

やり直す経済史

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やりなおす経済史---本当はよくわかっていない人の2時間で読む教養入門 | 蔭山 克秀 |本 | 通販 | Amazon

 

代々木ゼミナール講師の蔭山克秀さん執筆、ダイヤモンド社から出版の教養本です。

わかりやすく言うと経済の観点から見た世界史ですね。

で、世界史ということで当然中心はヨーロッパから。

封建制度が衰退した8世紀頃から現代までの経済史の変遷を、漫画やドラマの喩えを沢山用いてカジュアルにわかりやすく説明してくれる本です。

具体的に言うと経済史において孔子ミスターサタン的な弱さにされたり、パックスブリタニカ時のイギリスを吉田沙保里より無敵と言ったりとユーモアたっぷりです。

本の分類的には教科書ですが、最近丁度社会人になりたてくらいの年代の人にウケるネタが多数盛り込まれているので、本書のサブタイトル通り二時間ですらりと読める気安さ。

私も歴史は好きですが、どちらかと言うと『自然界の中の人間』に着眼して考えることが多いので、『社会の中の人間』の視野を与えてくれたこの本は本当にいい参考書でした。

食べるに困らなくなった後の貨幣経済や貧富の差を表すときには今でも参考にする本です。

学生時代に歴史が苦手だった方は是非お試しを!

 

 

 

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