咳が長引きすぎて精密検査を受けてきた霰です。
とりあえず結核とかそういうのじゃなくてよかったけど、薬の効き目が強いのでさっさと日課をこなしてしまわねば眠ってしまいます。
今回は久しぶりのⅢクロ人物紹介。
現在連載中の第二部の主役『双子姫』。
その片翼、『姉勇者』ことメイアちゃんです。
物語にもそうですが、作者にも大きな影響を与えてしまった罪な女の子。
後述しますが彼女がプロットを超えた動きをしたおかげでこっちは調整が大変なのです。
何はともかく本題。
メイア
第二部の舞台である無尽の荒野『境界』。
その地に昔から住まう開拓者、アントンとその妻シオリの娘で、双子のお姉ちゃんです。
気弱でおどおどした感じの女の子ですが、『恐怖の黒騎士』である彼↓と同様、勇者としての非常識な怪力を持ちます。
気まぐれ制作日誌 Ⅲクロ イクト編 - 霰の制作日誌 (hatenablog.com)
大目的……小目的と共になし(まだ勇者として何をするべきなのかもわかっていない)
妹のソレルちゃん共々にまだ十歳の双子ちゃん。
魔界と王国の争いに無縁な境界で平和に暮らしていたため、この世界に起こっている危機について自覚がありません。
それも魔族の流民であるサリアに懐き、姉妹分のように慕っていたため人間・魔族間の壁も彼女ら一家には無関係。
開拓者の娘として物心つく前から家畜や畑と触れ合ってきたため、生き物が大好きな優しい女の子です。
そんな彼女は本編開始前に境界の野盗『騎士団』に襲われており、サリア母子とソレル、そして母のシオリと分断されてしまいます。
なのですっかり怯えて物語でも目立たない……と思いきや、彼女は初登場時に勇者の怪力を以って野盗を返り討ちにしてしまっています。
しかもぶっとばした野盗を自ら治療し、彼らに慕われて『お嬢』呼ばわりされ、無自覚に従えてしまっています。
いや、ここまでは予定通りだったのですが、この状況がクローズアップされるのはリズちゃんとサリアちゃんが家に辿り着いてからになる筈でした。
なのですが彼女が助けた野盗が思いのほか働いてしまい、団長のオグマさん諸共物語の前線の一角で動き出す感じになってしまいました。
実は彼女には後でドロップアウトするような鬱展開が用意されていたのですが、訳ありな大人の集まりである『騎士団』のおっちゃんたちのおかげで精神的な支柱ができ、ちょっと人格が歪む感じじゃなくなってしまったんですよね……。
いい(悪い?)人生の先輩が周りにいると、何か思いもよらなかったシーンがちょろちょろと出てきて書きながら戸惑っている次第です。
体調不良もありますが、最近更新が捗らない理由はそれが主ですね。
ただ、代わりに妹のソレルちゃんの周囲が不穏な感じになりはじめ、何故か物語の大筋は変わっていません。
展開が変わらない割に作者にも思いもよらない出来になりそうなので、今後の展開をお楽しみに!
私自身もちょっと楽しみなので、妥協せず、そして焦らずにちょっとずつ進めていきます。
前回:気まぐれ制作日誌 Ⅲクロ エリザベート編 - 霰の制作日誌 (hatenablog.com)
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Ⅲ勇者クロニクル ~第Ⅰの勇者『黒騎士』~ (syosetu.com)
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